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unsuitanの日記

パソコンの神様 公式ブログ!

ConoHaで動かす openindianaとZones

コンピュータ ネットワーク

まだクリスマスで消耗してるの?

こんばんは♪みんなの神様です♪

というわけでスルーしようと思ってたけど、まるで排気ドノーマルなGPZ400Rで公道を走ってたら「#今日のプリウス」にナメられて煽られるかのごとくインターネッツでも華麗に煽られたのでうっかり参加表明してしまった「ConoHa Advent Calendar 2015」24日目でございます。

qiita.com

なんか「新規性と圧倒的成長を感じるものでないと」という使命感にかられたので

Solaris

という0x20歳以下のナウなヤングは触ったことがないが故に新規性があり、圧倒的成長感が得られるOSを入れてみようと思ったわけですね。

もちろん清楚かわいい美雲このは様もナウなヤングだから触ったことないよね!

しかしご存じの通り某Oracleさんのおかげで何かと面倒になってしまいました。

見ての通りこのブログ、勉強のためにGoogle Adsense貼ってます。

なので消耗してるの?とか言ってるけど炎上商法なんてやる気が無いのに「事業用で使ったとみなす。OTNライセンス違反な」と某Oracleさんから着火させられる可能性もあるわけです。ノーモア放火。

というわけで今回は古のOpenSolarisからForkした「openindiana」をインストールし、Dockerよりはるか昔から存在した元祖コンテナといえる「Zones」(昔で言うところのSolarisコンテナ)を作ってみたいと思います。実は自分も初めて触る最近のSolaris 11系です。

openindiana | Community-driven Illumos Distribution

Zonesって?

Solaris 10から実装された機能で、当時はSolarisコンテナと呼ばれていたものです。絵にするとまさにコンテナというやつで、最近はDockerで割と身近になったので知ってる人も多いと思います。なので概要は省略。

f:id:unsuitan:20151220153739p:plain

Dockerとの違いですが、一番大きいのはデータの永続性があるところでしょうか。

なのでDockerのようにデータの保存先に困らず、普通の仮想サーバのノリで使えるのでとても分かりやすいのが利点です。

で、問題。いや動かしてみると問題しか無いんだけど。まずは各部の名称。先ほどの絵のようにSolaris 11で進化したついでに名称が色々と変わっています。

だいたい「大元のOSをグローバルゾーン、コンテナをゾーンと言うのは字面にするとややこしすぎる」ので、こちらのエントリでは大元のOSを旧名称である「大域」、コンテナを「Zones」と書きます。

今回の目標

こんな感じでConoHaの1台のインスタンスWordPressを作ってみます。

f:id:unsuitan:20151220154840p:plain

独立性を考えるとWebサーバもZonesに…とやりたくなるのは分かりますが、今回はこれで勘弁して下さい。

今回の残念な制限

今回の検証の範囲外なのですが。プライベート側を使用した他のインスタンスとの通信がかなりクソです。

今回、上の絵の構成を作るにあたり、インスタンスに割り当てられているプライベート側のNICの上に、VNICという仮想NICを正味2枚、大域とZonesに作ってIPアドレスを割り当てます。

このVNICがかなり不安定というか、たまにPingが通るけどパケロスしてる時間のほうが長いという有様です。その割にARPは一発で飛んで互いのテーブルに乗っかるのは不思議だけど。

同じインスタンス内の大域とZonesのプライベート側の通信は普通にできるのですが、VNIC経由での他のインスタンスとの通信は大体ダメです。

元々Solarisのコンテナ自体が「バカ高いSPARCサーバの同一筐体内にいろいろなサーバを集約する」ことを主眼にしていますし、ConoHaだって仮想NICの上に仮想NIC作って妙なMACアドレスで通信するなんて想定してないだろうよ、ということでここは諦めたいと思います。

ISOイメージダウンロード

openindianaのダウンロードはこちらから。今回は最新の「Hipstar 2015.10」の「Text Install DVD」をダウンロードします。

Download | openindiana

さて旧ConoHaではsftpでアップロードできましたが、新ConoHaではAPIを叩いてクラウド側でダウンロード処理を行うようになってます。

んで「API叩くの面倒」という人のために、ひろのぶさんが「conoha-iso」なる便利ツールを公開してます。 コントロールパネルでAPIユーザを作成し、渋谷に向かってお礼を3回言いながら使いましょう。ありがたやありがたやありがたや。

github.com

なおReadme.mdがわかりやすいので、使い方は特にここでは説明しません。

環境変数でうまくできない人は、素直に引数でパラメータを指定してみてください。

ただし、環境変数でも引数でも、直で叩くと他人にバレると非常にヤバい値をhistoryに残すことになります。

予想しうる不幸な事故への対策として、conoha-isoでの作業が終わったら

$  kill -9 $$

というシェル芸で、historyに残さず使用中のシェルを強制終了させることができます。

historyに残っちゃったら…。.bash_historyを編集して該当箇所を消すのがいいんじゃないですかね。証拠隠滅テクニックは覚えておくといいことがあるかもしれません。

事前準備

インスタンスを1発立てる

適当なOSでインスタンスを作ります。まずは一番安いのでいいでしょう。この場限りのネタインスタンスなんだから。

f:id:unsuitan:20151207130706p:plain

作成が完了したらコンソールを開いてログインし、shutdownして電源を落とします。

・ プライベートネットワークを作成しておく

インスタンスを立てる前に、プライベートネットワークを作成します。アドレスはお好みで。

また先ほど作成したインスタンスをネットワークに登録しておきます。

f:id:unsuitan:20151208131047p:plain

あ、IPアドレスってConoHa側でインスタンス単位で指定されるんだ…(ここでイヤな予感はしてたけど戻れなかった)

openindianaインストール

雰囲気が掴みやすいと思うので、インストールはスクリーンショットを貼りたいと思います。

これを見ると「Linuxより楽じゃね?」という気はしますが。

  • ISOイメージをmountする

「conoha-iso insert」を実行し、表示に従ってISOイメージをmountします。

インスタンスを起動してコンソールを開くとISOブートが始まっており

SunOS Release 5.11」

と表示されていると思います。いいのか?

もう少し待っているとインストール開始です。

  • キーボード選択

日本語(JIS)配列の人は「23」、US配列原理主義の人はデフォルトの「47」を入力します。

「Japanese-Type6」の意味が分かる人は…あ、NGワードだっけ。

f:id:unsuitan:20151208131353p:plain

  • 言語設定

普通に「Japanese」ですね。

f:id:unsuitan:20151215204050p:plain

  • インストールウイザードの開始

「Install OpenIndiana」ですね。

f:id:unsuitan:20151215204146p:plain

するとインストールウイザードが走るわけです。テキストの。

f:id:unsuitan:20151215204238p:plain

というわけでここから流れ作業になるわけですが、下の方を見るとキー操作説明があります。

基本的に「次へ」はF2です。ていうか操作はファンクションキーです。

しかし環境によってはファンクションキーを受け付けない場合があります。その場合は「Escを押して離した後に数字キー」という代替手段があります。例えばF2だと「Escを押して離して2を押す」って感じです。ていうかこの画面に書いてるこれ。

こんな感じの「現在の様子」が表示されるのでそのまま進みます。

f:id:unsuitan:20151208132318p:plain

EFIMBRの選択。MBRを選択して進みます。

実質上の選択肢がUEFIしか無くなる前に、自分はコンピュータ業界を引退してるであろう。

f:id:unsuitan:20151208132356p:plain

パーティション編集画面です。ConoHaのCentOSで作成されたパーティション構成が表示されています。

f:id:unsuitan:20151208132437p:plain

これらパーティション全てについて、F5を何回か押して以下のように一旦「Unused」にします。

f:id:unsuitan:20151208132616p:plain

一番上のパーティションでF5を何回か押して「Solaris2」にして、容量を全て(50GB)割り当てます。

1パーティションを全部Solaris2でいいの?いいんです。ここはさすがSolarisのForkなんで、ZFSのpoolが一発切られてswapやらなにやら自動で作ってくれます。

f:id:unsuitan:20151208132739p:plain

  • ネットワーク設定

ホスト名は皆様の宗教上の理由とかに合わせてどうぞ。

その下のネットワーク設定ですが、後で設定するので「None」を選択して次へ。

f:id:unsuitan:20151214125628p:plain

まずは「Asia」を選択します。

f:id:unsuitan:20151214125951p:plain

「Japan」を探し出して選択します。

f:id:unsuitan:20151214130111p:plain

「Japan」が選択されてますので、そのまま進みます。

f:id:unsuitan:20151214130206p:plain

日時設定です。

ちなみにこの値はUTCで設定されます。ここである程度合わせるか、インストール後にntpdateを叩くかしてください。

f:id:unsuitan:20151214130317p:plain

  • アカウント設定

rootパスワードの設定をしてあげます。

また下には一般ユーザの作成項目があります。とりあえずここで「user01」というユーザを1人作ってみます。

f:id:unsuitan:20151214130500p:plain

  • 最終確認

F2を押せばインストール開始、戻りたければF3です。問題なければ進みましょう。

f:id:unsuitan:20151214130619p:plain

インストールが始まりました。あとは待つだけ。

  • インストール終了と後始末

f:id:unsuitan:20151214130725p:plain

あっという間に終わりました。F8を押してrebootします。

で、rebootしてもISOイメージをmountしたままなので、そちらからブートしてしまいます。もしくは何故かSSDから立ち上がってブート途中でフリーズしたりします。

ここは無慈悲にコンパネから電源の強制切断を行い、「conoha-iso eject」を叩いて(☝ ՞ਊ ՞)☝ウイーンとejectしてやります。そして電源ON。

するとGRUBが起動し、そこからOSが上がってきてログインの入力が出てきたらOKです。

基本操作

基本的にはUNIX系のそれです。

しかし普段Linuxを使ってると「チョットチガウ」ところもあったりします。そのときはmanページをどうぞ。

多分、Linuxがメインな人が一番困るのはこれだと思うので説明しておきたいと思います。いざという時に落とせないOSほどタチの悪いものはない。

ランレベルLinuxのそれとは全然違います。詳しくはこちらを参照。

docs.oracle.com

というわけでopenindianaにおいてshutdownに関連するランレベル

「0: シャットダウン」「5: シャットダウン(電源断が可能であれば自動で落とす)」「6: 再起動」

という感じで、5がGUI起動でなくシャットダウンなのが注意です。ちなみにopenindianaにXなんぞ入ってない。

次にshutdownコマンドですが、書式がLinuxのそれとはちがいます。こんな感じです。

# shutdown -i[runlevel] -g[second] -y

「-i」でランレベルを指定し、「-g」でコマンド実行後にshutdown動作を行うまでの猶予秒数を指定します。「-y」はapt-getのアレと同じ意味でYesの入力が省略できます。

ですのでLinuxでの「shutdown -h now」「shutdown -r now」はopenindianaでは以下になります。

■ 今すぐシャットダウン
# shutdown -i5 -g0 -y
■ 今すぐ再起動
# shutdown -i6 -g0 -y

なおConoHaの場合、ランレベル5を指定しても電源は自動でOFFにならず「Press any key to reboot」と表示されるので、0と同じ挙動になります。残念。

ネットワークの設定

はいではネットワークの設定。2つのコマンドを使いますが「dladm」はデータリンク層、「ipadm」はIPレイヤーをいじるコマンドです。

というわけで最初にI/Fの確認をしてみます。

# dladm show-link
LINK        CLASS     MTU    STATE    BRIDGE     OVER
vioif0      phys      1500   up       --         --
vioif1      phys      1500   up       --         --

NICのI/F名は「vioif0」「vioif1」です。さらにDBネットワークを追加すると「vioif2」が追加されます。

まずvioif0がWAN側です。ConoHaの場合、WAN側IPアドレスDHCPで振られるので、DHCPクライアントの設定をします。即割り当てられます。

■ 設定
# ipadm create-addr -T dhcp vioif0/v4

■ 確認
# ipadm show-addr
ADDROBJ           TYPE     STATE        ADDR
lo0/v4            static   ok           127.0.0.1/8
vioif0/v4         dhcp     ok           133.xxx.xxx.xxx/23
lo0/v6            static   ok           ::1/128

# ifconfig vioif0
vioif0: flags=1004843<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST,DHCP,IPv4> mtu 1500 index 2
        inet 133.xxx.xxx.xxx netmask fffffe00 broadcast 133.xxx.xxx.255
        ether xx:xx:xx:xx:xx:xx

次に「vioif1」側のプライベートネットワークの設定です。

ここでは「VNIC」というのを作ってあげます。読んで字のごとく仮想NICです。Solaris 11から実装されたそうで。へー。

んでVNICは物理NICの上に作るモノなので今回はvioif1の上に、大域のプライベートネットワーク(192.168.1.1)用として「vnic1」、Zones用として「vnic2」を作成します。

なお、ここではZones用の「vnic2」にIPアドレスは設定しません(後でやる)。

■ VNIC作成
# dladm create-vnic -l vioif1 vnic1
# dladm create-vnic -l vioif1 vnic2

■ VNIC作成確認
# dladm show-link
LINK        CLASS     MTU    STATE    BRIDGE     OVER
vioif0      phys      1500   up       --         --
vioif1      phys      1500   up       --         --
vnic1       vnic      1500   up       --         vioif1
vnic2       vnic      1500   up       --         vioif1

■ vnic1へのIPアドレス(192.168.1.1)割り当て
# ipadm create-addr -T static -a 192.168.1.1/24 vnic1/v4

■ 確認
# ipadm show-addr
ADDROBJ           TYPE     STATE        ADDR
lo0/v4            static   ok           127.0.0.1/8
vioif0/v4         dhcp     ok           133.xxx.xxx.xxx/23
vnic1/v4          static   ok           192.168.1.1/24
lo0/v6            static   ok           ::1/128

# ifconfig vnic1
vnic1: flags=1000843<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST,IPv4> mtu 1500 index 3
        inet 192.168.1.1 netmask ffffff00 broadcast 192.168.1.255
        ether xx:xx:xx:xx:xx:xx

すでにネットワークは疎通してますが、念のためOSを再起動しておきます。

# shutdown -i6 -g0 -y

んでOSが起動してきたら、最初の生中のごとくlsやwの次にping叩きたいですよね。大域から叩きましょう。

■ 普通にping
# ping www.google.com
www.google.com is alive

■ 見慣れたpingを打ちたい(-I [間隔()]
# ping -I 1 www.google.com
PING www.google.com: 56 data bytes
64 bytes from nrt04s12-in-f20.1e100.net (173.194.117.244): icmp_seq=0. time=1.690 ms
64 bytes from nrt04s12-in-f20.1e100.net (173.194.117.244): icmp_seq=1. time=1.658 ms
64 bytes from nrt04s12-in-f20.1e100.net (173.194.117.244): icmp_seq=2. time=1.765 ms
64 bytes from nrt04s12-in-f20.1e100.net (173.194.117.244): icmp_seq=3. time=1.661 ms
^C
----www.google.com PING Statistics----
4 packets transmitted, 4 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms)  min/avg/max/stddev = 1.658/1.694/1.765/0.050

はい打てました。これでネットワーク周りはOKとします。

一発目のパッケージ更新の儀式

Solaris 11というかopenindianaにもyumやapt-getみたいな便利な「pkg」というのが存在するそうです。

ちょっと一発、全体のアップデートをかけてみましょう。ていうか忘れるとZones作るときエラーになります。

■ レポジトリ情報更新
# pkg refresh --full

■ 更新パッケージがあるか確認
# pkg install -nv entire

■ 更新パッケージ適用
# pkg install -v entire

Zonesを作る

では元祖コンテナことZonesを作ってみます。

・ Zonesの置き場所を作る

Zonesの置き場所は「/export/zones」の下にZones名でディレクトリを切って置くことにします。

まず最初にZFSのデータセットに「rpool/export/zones」を作成します。これをやらないとZonesインストール時にエラーで落ちて最初からやり直しになります。

■ 確認
# zfs list
NAME                                  USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
rpool                                4.14G  44.1G  29.5K  /rpool
rpool/ROOT                           3.11G  44.1G    19K  legacy
rpool/ROOT/openindiana               3.11G  44.1G  2.12G  /
rpool/ROOT/openindiana-backup-1        68K  44.1G  2.12G  /
rpool/ROOT/openindiana-backup-1/var    36K  44.1G   353M  /var
rpool/ROOT/openindiana/var            992M  44.1G   574M  /var
rpool/dump                            512M  44.1G   512M  -
rpool/export                           62K  44.1G    20K  /export
rpool/export/home                      42K  44.1G    19K  /export/home
rpool/export/home/user01               23K  44.1G    23K  /export/home/user01
rpool/swap                            544M  44.5G   115M  -

■ 作成
# zfs create rpool/export/zones

■ 確認
# zfs list
NAME                                  USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
rpool                                4.14G  44.1G  29.5K  /rpool
rpool/ROOT                           3.11G  44.1G    19K  legacy
rpool/ROOT/openindiana               3.11G  44.1G  2.12G  /
rpool/ROOT/openindiana-backup-1        68K  44.1G  2.12G  /
rpool/ROOT/openindiana-backup-1/var    36K  44.1G   353M  /var
rpool/ROOT/openindiana/var            992M  44.1G   574M  /var
rpool/dump                            512M  44.1G   512M  -
rpool/export                           81K  44.1G    20K  /export
rpool/export/home                      42K  44.1G    19K  /export/home
rpool/export/home/user01               23K  44.1G    23K  /export/home/user01
rpool/export/zones                     19K  44.1G    19K  /export/zones    #### ←追加された
rpool/swap                            544M  44.5G   115M  -

・ Zones設定作成

今回作るZones(db01)の設定を作成していきます。

「Zones作成先は/export/zones/db01」「IPアドレスは192.168.1.101/24」「大域の/export/shareを共有ディレクトリとし、Zonesの/mnt/shareにmount」「自動起動有効」という条件です。後ろ2つは今回は必要ないのですが、紹介的な位置づけです。

zonecfgとzoneadmという2種類のコマンドがあるので注意してください。

■ 共有ディレクトリ作成
# mkdir /export/share

■ zonecfgによるZones設定作成開始
# zonecfg -z db01
db01: No such zone configured
Use 'create' to begin configuring a new zone.

zonecfg:db01> create

■ Zones作成先
zonecfg:db01> set zonepath=/export/zones/db01

■ 自動起動有効
zonecfg:db01> set autoboot=true

■ 共有ディレクトリ設定
zonecfg:db01> add fs
zonecfg:db01:fs> set dir=/mnt/share
zonecfg:db01:fs> set special=/export/share
zonecfg:db01:fs> set type=lofs
zonecfg:db01:fs> end

■ ネットワーク設定 (排他モード)
zonecfg:db01> set ip-type=exclusive
zonecfg:db01> add net
zonecfg:db01:net> set physical=vnic2
zonecfg:db01:net> end

■ 確認して保存して終了
zonecfg:db01> verify
zonecfg:db01> commit
zonecfg:db01> exit

■ 作成されたか確認
# zoneadm list -vc
  ID NAME             STATUS     PATH                           BRAND    IP    
   0 global           running    /                              ipkg     shared
   - db01             configured /export/zones/db01             ipkg     shared

・ Zonesのインストール

Solaris 10時代と異なり/usr等が大域と共用でなく独立しており、ダウンロードと作成に時間がかかります。

# zoneadm -z db01 install
A ZFS file system has been created for this zone.
   Publisher: Using openindiana.org (http://pkg.openindiana.org/hipster-2015/ ).
       Image: Preparing at /export/zones/db01/root.
(中略)
        Done: Installation completed in 154.890 seconds.

  Next Steps: Boot the zone, then log into the zone console (zlogin -C)
              to complete the configuration process.

・ Zones初回起動と設定

初回起動で設定ウィザードが走ります。Zonesを起動して「zlogin -C」でログインします。初回は-C(コンソール)を付けること。これ重要。

■ Zonesステータス確認
# zoneadm list -vc
  ID NAME             STATUS     PATH                           BRAND    IP    
   0 global           running    /                              ipkg     shared
   - db01             installed  /export/zones/db01             ipkg     shared

■ Zones起動と確認
# zoneadm -z db01 boot
# zoneadm list -vc
  ID NAME             STATUS     PATH                           BRAND    IP    
   0 global           running    /                              ipkg     shared
   4 db01             running    /export/zones/db01             ipkg     shared

■ zloginでのコンソールログイン  (-C → コンソールログイン)
■ 抜けるときは「~」→「.」だが、sshで操作しているとsshごとログアウトとなるのが難
# zlogin -C db01

zloginでログインすると設定ウィザードが走っています。

インストールのときのようにスクリーンショットを貼ると縦に長くなるので、今回はテキストで必要項目だけ書きます。

初回のVT100選択以降は、インストールと同様にF2で進みます。

・What type of terminal are you using?
→ 「3) DEC VT100」 を選択

・Host name for vioif1:1
→ 「db01」

・IP address for vnic2
→「192.168.1.101」

・System part of a subnet
→「Yes」

・Netmask for vnic2
→「255.255.255.0」

・Enable IPv6 for vnic2
→「No」(少々時間がかかる)

・Default Route for vnic2
→「None」

・Confirm Information for vnic2
→ 正しければ次へ(少々時間がかかる)

・Configure Kerberos Security
→ 「No」を選択して次へ

・Confirm Information
→ 正しければ次へ

・Name service
→ 「None」を選択して次へ (今回はZonesの名前解決手段はhostsのみとします)

・Confirm Information
→ 正しければ次へ

・NFSv4 Domain Configuration
→デフォルトの「Use the NFSv4 domain derived by the system」のまま次へ

・Confirm Information for NFSv4 Domain
→ 正しければ次へ

・Time Zone
「Asia」「Japan」を選択

・Confirm Information
→ 正しければ次へ

・Root Password 
→ rootパスワードを入力して次へ

そもそも、ここでConoHa側から割り当てられてないIPアドレスを勝手に振っちゃってるのもよろしくない話ではありますが…

以上で設定が完了しログインプロンプトが表示されますので「~」→「.」でzloginを抜けます。sshでログインしてる人はsshからログアウトされますので再ログインしてください。

そして大域のrootから

# zlogin db01

だけでZonesにrootでログインできるようになります。

先ほどのzlogin -Cと異なり、exitで普通に抜けられます。

・Zonesの起動と停止

大域から行います。

■ Zones停止
# zoneadm -z db01 halt

■ Zones起動
# zoneadm -z db01 boot

追加パッケージを入れてみよう

Webサーバは付属のApache 2.2を使い、PHPMariaDB関連はpkgコマンドで追加することにします。

ただしWAN側に繋がっていないZones(db01)がパッケージをダウンロードできなかったりで面倒なので、大域から自身とZonesに対し同時でインストールするようにしました。ご容赦を。

・パッケージ(PHP 5.6関連)のインストール

WordPressを動かすため、PHP 5.6をインストールします。

# pkg install -r -z db01 php-56
# pkg install -r -z db01 apache-22/module/apache-php56

・パッケージ(MariaDB)のインストール

公式は5.5か…

openindianaにMySQL突っ込むのは何だかヌメッとした感触があるので、MariaDBにさせてください。

# pkg install -r -z db01 mariadb-55
# pkg install -r -z db01 mariadb-55/client

WordPressを動かす

えっと。この辺についてはWebでたくさん書かれてるので、そっち見てもらっていいですか?(疲れた)

ここではopenindiana固有になるところを書いておきます。

注意点ですが、大域とZonesに同じパッケージが入ってるので、設定したりサービスを起動するマシンを間違えないようにして下さい。

・ 設定ファイルの位置

・php.ini : /etc/php/5.6
・httpd.confとか : /etc/apache2/2.2 以下
・my.cfg : /etc/mariadb/5.5
・Apacheのmodule : /usr/apache2/2.2/libexec

ここで気づいた。DHCPで振られるホスト名と逆引きが違うせいで、Apacheから怒られる…

どうせ運用することも無いこの場限りのネタインスタンスなので「hostname 逆引きできるホスト名」で手を抜きました。

・ サービス起動関連コマンド

とりあえず「確認はsvcs、起動停止はsvcadm」と覚えておけばいいでしょう。

上から「確認」「サービス起動」「サービス停止」

■ Apache
# svcs http:apche22
# svcadm enable http:apache22
# svcadm disable http:apche22

■ MariaDB
# svcs mariadb:version_55
# svcadm enable mariadb:version_55
# svcadm disable mariadb:version_55

サービスを起動してsvcsでステータスを見て、成功していれば「online」、失敗していれば「maintenance」となります。「maintenance」の場合は

# svcs -x [サービス名]

という感じでsvcsに「-x」を付けると「どこのログを見ろ」と出てくるので、それを参照して下さい。

WordPressとご対面

おおっ!

f:id:unsuitan:20151220095516p:plain

おおおっ!

f:id:unsuitan:20151220095537p:plain

まあここでApache落として12月末でインスタンス消すんですけどね。

まとめ

全体的に「お前、本当にSolarisの子か?」って感じであまり安定してないので、実運用では使いたくない気はします。物理で動かすと感想は変わるかもしれませんが。

とりあえず「新Conohaでopenindiana動きましたよ」というお話でした。